• 東久留米交響楽団/Higashikurume Symphony Orchestra

    ベートーヴェン/ロマンス 第2番

    〜 大迫力だけじゃない。甘美で優雅なベートーヴェンのロマンチックピース 〜

     皆さん、クラシック音楽を好きになるきっかけはなんだったでしょう?
     近頃は「のだめカンタービレ」の人気以来、あの漫画を見て音楽を始めた人も多いのではないでしょうか。
     私が初めてヴァイオリンに興味を持ったのは、若かりしころ読んだ、少女漫画「オルフェウスの窓」がきっかけだったと思います。
     「ベルばら」の作者池田理代子氏が描いた、ドイツにある音楽学校を舞台として始まり、その後の登場人物の人生を描く壮大な物語です。
     ヒロインが、ロシア革命に身を投じようとしている想い人を追いかけ、追いついて、初めて二人でアンサンブルをしたのがこの曲です。(ヒロインがピアノで想い人がヴァイオリンです)
     黄昏時、再会の喜びと別れの不安を感じながら演奏する美しくも切ない曲。。。
     お気づきだとは思いますが、漫画ですので音楽はなく、曲自体はずっと後になって聴くことになるのですが(笑)。
     この時憧れていた曲を、今回Tuttiとして弾くことができて本当に嬉しいです。

    p.s. 今回この原稿を書かせていただくにあたって、ファクトチェックをしようと、ネットで調べたら、ショックなことが。。「ロマンス」はベートーヴェンの2番とは決まっていない、それぞれの人の好きな「ロマンス」でイメージしてくださいと作者が雑誌のインタビューで語っていたとのこと(^^;。ファンは2番だと信じていいる方が大勢のようですが。。

    文責:IK(Vn)

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